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阿佐海岸鉄道 |
徳島県の南端海陽町から太平洋沿いに高知県の東陽町甲浦までを結ぶ第3セクター路線です。 牟岐線終点の海部から甲浦までのわずか8.5kmというミニ鉄道としてした当鉄道ですが、周辺はもとより人口が少ない上に、少子高齢化による通学利用の減少により営業成績は惨憺たるもので、当初計画である室戸岬方面への延長はおろか、路線廃止も時間の問題という状況でした。 こうした状況の下、2016年に主要株主である徳島県から当鉄道へのDMV導入方針が発表され、紆余曲折の末、2021年末に国内初となるDMVの営業運行が開始されました。 DMV運行後も営業成績は大幅な赤字のままですが、乗降客数は倍増しており、年間2億円以上と試算される経済波及効果も含めるとまずまずの船出と言えるでしょう。とは言え、開業フィーバーが去った後のリピーター確保、高架橋などのメンテナンス費用の確保、繁忙期の輸送力不足など課題は山積しており、金も人もないなかで地元住民らの懸命の模索が続いていいます。 |
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