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黒部峡谷鉄道 |
宇奈月から欅平まで、黒部川沿いに結ぶ地方私鉄です。元来は黒部川の電源開発を目的とした資材運搬用鉄道として開業しましたが、登山客や一般観光客からの乗車希望が絶えず、便乗という形で乗車を認めることとなりました。当時、乗車券に「生命の保証をしない」旨が記載されたほど、全線に亘って線路は急峻な渓谷にへばりつくように敷設されていますが、それだけに自然そのままの風景を満喫できる希少なロケーションで、新緑と紅葉の季節には観光客が殺到し、休日の当日券は2〜3時間待ちもしばしばという盛況ぶりを示しています。 観光鉄道として整備された現在、生命の危険を感じることは殆どありませんが、万年雪も残る沿線は思いのほか寒く往路は開放感溢れるオープンデッキの車両からの景観に歓声を上げていた我が嫁も、復路は窓付きの特別車両にそそくさと逃げ込むこととなりました。早朝便を利用されるかたは風邪を召されぬよう十分にご注意ください。 |
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