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大井川鐵道 |
東海道本線の金谷から南アルプス麓の山村である井川まで、その名の通り大井川に沿って南アルプスの麓への路線を有するローカル私鉄です。 南側の大井川本線は、1976年に日本で初めて蒸気機関車の動態保存を始め、現在でもほぼ毎日運転される他、ローカル列車には大手私鉄の特急列車がそのままの塗装で使用されるなど、博物館的な存在となっています。 一方で北側の井川線は、電力会社の専用鉄道として建設された歴史が示すように、急カーブ、急勾配が連続し、日本唯一のラック式鉄道区間を有する山岳路線です。 全線を通じて沿線人口は少なく、特に井川線は秘境駅の連続でマニアには聖地ともいうべき超閑散路線で、電力会社からの運行受託収益とSL運行が経営を支えていましたが、高速バス規制強化によるSLツアー客減少で、経営状況が一気に悪化し、2015年より新体制による経営再建がスタートしました。 以来、あの手この手で集客を図っていますが、新型コロナウィルスの感染拡大により、頼みの観光利用は大幅に減少しており、今後も綱渡りの経営が続きそうです。 |
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