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参宮線 |
紀勢本線の多気から鳥羽を結ぶローカル線です。伊勢神宮への参詣路線として19世紀末に建設された古い歴史を有し、戦前は一部区間が複線化され、東京、大阪などからの直通列車が運行される重要路線でしたが、戦時中の資材供出により単線化されると、近鉄の直通特急運行開始、更には鳥羽線開業がとどめとなって、短編成のディーゼルカーが細々と行き来するローカル線に転落しています。 民営化後は名古屋直通の快速列車が運行されるなど、若干の抵抗は見せていますが、近鉄の圧倒的優位は揺るがず、沿線の有力者からは2013年の神宮式年遷宮で予想される交通渋滞緩和策として当線の廃止と車両基地の駐車場転用を提案される始末です。有力者経営企業の不祥事もあって、議論は沈静化していますが、このままでは長期的な利用客増加は見込めず、今一歩の積極策が望まれます。 |
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