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上米内	←	区界	→	松草
		くざかい
岩手県宮古市

列車は無人の山中を進んた後、長大なトンネルで峠を上り、区界に到着します。標高744mと東北地方では最高所に位置する当駅は、一日の利用者数でJR東日本の有人駅中最下位の座を死守してきましたが、2018年の山田線CTC化によりその地位を返上することとなりました。

2020年に新築された簡易駅舎です。旧駅舎に比べると悲しくなるほどコンパクト化されましたが、一日の乗車人員が限りなく0に近い現状からすると、これでも過大と言わざるを得ません。

駅舎入口。奥行きは2m足らずで、薄っぺらいという表現がピッタリです。		待合室。造り付けのテーブルと長椅子が設置されています。奥の倉庫には冬の雪かき用具が格納されているのでしょう。
宮古方面。ホームは1面1線。CTC化前は交換駅で、旧上りホームも残っています。		ホームから見た駅舎。組子細工をあしらった窓など、世紀末に大量生産された画一的な簡易駅舎とは一線を画したデザインです。