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山田線 |
東北本線の盛岡から、宮古を経由して近代製鉄業発祥の地である釜石までを結ぶローカル線です。 盛岡を出た列車は市街地を東に進みますが、山岸を過ぎると沿線には山が迫り、上米内以遠は無人の山中を進みます。秘境駅として名高い大志田、浅岸を過ぎ、区界峠を越えると国道106号線に沿って宮古へと下っていきます。沿線は人家も少なく、並行するバスに完全に利用客を奪われた当区間は日本でも有数の閑散区間となっています。 太平洋沿いを進む宮古〜釜石間は、列車本数、利用客とも倍増しますが、2011年3月の震災により甚大な被害を受け、8年に亘る長期運休の後に三陸鉄道として運行再開されました。車両運用やダイヤが柔軟に運用可能となる三陸鉄道、赤字ローカル線を切り離すことのできるJR東日本とWin-Winに見えるこの取引、評価にはしばらくの時間が必要でしょうが、残された宮古以西区間の廃止議論が再燃するのは間違いなさそうです。 |
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