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浪板海岸	←	吉里吉里	→	大槌
		きりきり
岩手県上閉伊郡大槌町

列車は山裾を回り込むように進み、吉里吉里に到着します。井上ひさしの小説「吉里吉里人」で一躍大ブレイクし、多くの観光客が訪れた当駅ですが、現在はブームも去り、海沿いの集落外れの高台にひっそりと佇んでいます。

津波の被災は免れた当駅ですが、開業以来と思われるトタン屋根の木造駅舎は老朽化を理由に撤去されてしまいました。なんとも残念でなりません。

駅前は公園風に整備されています。FRP製の椅子は旧待合室からの再利用でしょうか。		釜石方面。ホームは1面1線。かつては交換駅で旧ホームが残っています。
ホーム待合所。実質的な駅舎として機能するはずですが、例のごとく入口と窓は板で塞がれています。		ホーム北側にある建物。運転事務室跡なのか待合室なのか判然としませんが、相変わらず閉鎖されています。