▲鉄道雑学研究所北広島支所トップ   ▲トップ画一覧
トップ画倉庫(その10)

【日田彦山線大行司駅】(2007.04.01〜2007.04.30)
交通バリアフリー法により最近都会の駅ではエレベータやエスカレータの導入が進んでおり、階段のお世話になることも少なくなりましたが、まだまだ地方の駅では構内の移動は階段が主力です。ホームへの長い階段と言えば土合や筒石が有名ですが、ここ九州の大行司もホームまでは77段の階段が延びています。息をきらして上ったホームからは集落を一望でき、特に桜咲く春のシーズンの眺めは格別です。運動不足の解消も兼ねて、ひとついかがですか?
もっとも、ホームと駅舎を1日10往復以上しなくてはならなかった通票閉塞時代の助役さんにはたまったものではなかったでしょうね。特に雪の積もった日などにはそのご苦労はさぞかしだったことでしょう。
【山陰本線下府駅】(2007.05.01〜2007.06.01)
私が小学生の頃、土曜の夜に「横溝正史シリーズ」というドラマが放映されていました。現在でいうところの2時間ドラマのような内容で、田舎の旧家を舞台にやたらと殺人が起こり、子供心に怖かったのを思い出します。こういう怖いドラマを見た日は決まって犯人(と思われる怪しい人物)に追いかけられ、必死になって逃げ惑う夢を見たものです。足がもつれながら必死に逃げる私を、じわりじわりと追いかける犯人。行き場を失った私は、無人の廃工場に逃げ込み、後ろから来る犯人におびえて必死に階段を上がります。息も絶え絶えで最後の力を振り絞り、階段を上りきった...と思ったらその先に床はなく、悲鳴とともに奈落の底へと落ちて行く私...そこでいつも目が覚めて安堵に胸を撫で下ろしたものでした。
朝の通学時、発車寸前の列車目掛けて階段を駆け上がった先に待ち構えていたものは...などということはないとわかっていても、以来、先が見えない階段には少し恐怖を感じてしまう私です。

その9へ← →その11へ