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トップ画倉庫(その86)

【札幌市交通局すすきの停留所】(2019.11.01〜2019.11.30)
温暖な瀬戸内地方出身の私にとって、10pも雪が積もればさぁ大変。道路は大渋滞、電車も徐行運転や運休で大混雑というわけで、学校付いたらお昼前ということも珍しくありませんでした。そういうわけで、真冬の雪道を制限速度で走る車や、ダイヤ通り定刻に運転される列車を目の当たりにした時、カルチャーショックを覚えたものでした。
当たり前のことですがこうした定時運行は、夜間から早朝にかけ絶え間なく行われる除排雪作業をはじめとした多大な労力に支えられており、極寒の中、作業に携わる方々のご苦労が偲ばれます。
冬の風物詩として語られる「ササラ電車」も、その運行は多くの裏方さんに支えられているはずです。そうした方々に感謝の念を抱きつつ、今年もまた長い冬を過ごしていくことでしょう。
【ドイツ国鉄フランクフルト中央駅】(2019.12.01〜2019.12.31)
欧州中央銀行、ドイツ連邦銀行が本店を構え、国際金融の中心地として知られるフランクフルト。中世にフランク王国の王宮所在地となり、以来1000年以上に亘りその繁栄を歴史にとどめています。当然ながら国内だけではなく、周辺諸国との交流も盛んで、中央駅にはDB(ドイツ鉄道)ご自慢のICEや、SNCF(フランス国鉄)のTGVなど乗り入れ、アムステルダム、パリ、ウィーンなどヨーロッパの主要都市を結んでいます。
一日の乗降客数は35万人と、ドイツ国内ではハンブルク中央駅に次ぐ中枢駅のひとつですが、その駅前は拍子抜けするくらいのんびりしています。駅ナカ店舗の充実度も、我が国に比べると見劣りは否めませんが、その荘厳な外観と、24本の頭端式ホームがずらりと並ぶ広大で開放的な空間はヨーロッパを代表する鉄道駅と呼ぶにふさわしく、鉄道ファンなら一日中いても退屈することはなさそうです。

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