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トップ画倉庫(その98)

【山陽電気鉄道滝の茶屋駅】(2021.11.01〜2021.11.30)
地方のローカル駅に行くと、地元の学生による壁画を見ることが少なくありません。小さな犯罪を取り締まることで街全体の治安維持につなげる「割れ窓理論」に着想を得た、無人化による駅の荒廃を防止する取り組みの一環ですが、素人とは思えない大作に感心することもしばしばです。
一方で、大都市近郊の私鉄路線というと、通勤通学利用をはじめとした輸送力確保に主眼を置いた機能本位のデザインで、このように壁画が描かれたホームはあまり見かけません。
神戸と明石の間に位置する当駅は、1時間に4本の特急が停車する主要駅ですが、並走するJR山陽本線にスピード、料金とも太刀打ちできず、無人化の憂き目にあっています。駅周辺には商店なども少なく、ある意味地方のローカル駅よりも荒廃の危険性が高いようで、この壁画にもいたずらの跡が見られます。
じっくりと眺めてみると、明石の鯛や甲子園球児などの小ネタを発見し、思わずクスリとしてしまいますが、主役の3030編成は旧塗装に変更の上、2021年5月に営業運転を終了しており、この壁画もほどなく更新されるのかもしれません。
【奥羽本線秋田駅】(2021.12.01〜2021.12.31)
昨年同様、新型コロナウィルス感染症に翻弄された2021年が終わりました。
数度に亘る緊急事態宣言発令により、昨年同様取材の回数が激減しましたが、わずかなストックを細切れに放出し、なんとか月2回の更新を維持することができました。また幸いにも東京オリンピック以降に感染状況が劇的に改善、月1回ペースの取材が叶ったため、半年くらいの引き籠り生活には耐えうるストックは確保できました。オミクロン株による感染再拡大の兆候も表れており、依然として予断を許さない状況ではありますが...。
個人的にはここ2年以上九州に足を踏み入れておらず、平成筑豊鉄道の新駅や、折尾駅、長崎駅などの新駅舎が宿題として残っています。小倉や鳥栖のうどんも食べたいし、そうこうしているうちに西九州新幹線も開業します。来年のことを話すと鬼が笑うと言いますが、遅れを取り戻す意味でも来年は複数回九州を訪問したいものだと目論んでいます。
まだまだ気力は衰えていませんので、2022年も姉妹サイトともども、当研究所をよろしくお願いいたします。

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