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愛知高速交通 |
名古屋市営地下鉄東山線の藤が丘から愛知環状鉄道の八草までを結ぶ、常電導吸引型(HSST)による日本初のリニアモーターカー常設実用路線です。2005年に開催された愛知万博に合わせて開業し、万博終了後は沿線のニュータウンへのアクセス路線としての役割を担っています。 従来の鉄道とは異なり車輪を持たないため、レールとの接触による騒音・振動がなく、また、推進力はレールとの粘着力に依存しないリニアモーターによるため、加減速や登坂性能、乗り心地に優れ、さらには騒音も少ないなどの多くの利点を有していますが、高額な運賃と藤が丘駅での乗換の不便さなどが災いして万博閉会後の利用は予想を大きく下回り、苦しい経営が続いています。長期借入金の切り離しや沿線開発の進展により、経常収支は黒字化されましたが、今後の人口減少社会に向けて予断は許されない状況です。 同じく万博アクセス路線として開業した北大阪急行の繁栄ぶりからすると惨憺たる結果ではありますが、それだけ日本という国家が成熟したと考えれば悪いことばかりでもないのでしょうか。個人的には高すぎる高架橋は心臓に悪いので願い下げとしたいところですが。 |
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