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根室本線 |
かつて道央と道東を結ぶメインルートとして栄えた、狩勝峠と釧路を境に三つの顔を持っています。かつて炭鉱で栄えた石狩側はエネルギー政策転換以来過疎化が著しく、現在は単行のディゼルカーが走る閑散路線へと没落しました。更に追い打ちをかけるように2016年8月の台風10号により一部区間が被災し、長期間運休の末、2024年3月に富良野〜新得間が廃止となりました。 一方で十勝〜釧路は石勝線の全通以来、札幌と道東を結ぶ最短ルートとして脚光を浴び、バブル景気に沸いた民営化直後には全国でも珍しい10両編成以上の昼行特急が運行されるほどの繁栄を誇りました。利用者数は当時には及びませんが、現在も1日10往復以上の特急列車が運行される重要路線です。 釧路以東は再び単行のディーゼルカーが主力の閑散路線に戻り、2時間半ほどで最果ての地根室に到着します。支庁廃止の噂もあった根室は北方領土と遠洋漁業の不振からか賑わいはありませんが、釧路以東の車窓は、海、湿原、荒涼とした丘陵といういかにも北海道らしい風景に溢れています。 |
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