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山田線(宮古〜釜石) |
東北本線の盛岡から、宮古を経由して近代製鉄業発祥の地である釜石までを結ぶ路線のうち、三陸海岸沿いの区間です。 寒流と暖流がぶつかる潮目にあたり、古くから好漁場として知られた三陸海岸は漁業を中心とした経済活動も盛んで、当区間も宮古以西区間に比べて利用客、運行本数とも遥かに多く、地域の重要な足として機能してきました。半面、国鉄末期の路線廃止により、当区間の南と北は第三セクターの三陸鉄道の運営となり、当区間を含めての運行一元化が課題とされていました。 そんな中、2011年3月の震災により当区間は甚大な被害を受け、以後8年の長期運休を経て、三陸鉄道に移管の上で復旧することとなりました。大災害により、運行の一元化が実現したことは、なんとも皮肉な限りですが、人口減少時代に地方の第三セクター鉄道の先行きは厳しく、残された宮古以西区間にしても廃止問題の再燃に怯えることとなりそうで、文字通り行くも帰るも地獄という状況が続きそうです。 |
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