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トップ画倉庫(その25)

【東海道本線東京駅】(2009.10.01〜2009.10.31)
国鉄末期に鮮烈なデビューを飾った201系。キリリと引き締まったブラックフェースは、従来の国鉄電車にない斬新な外観で、肝心の性能も電機子チョッパ制御、電力回生ブレーキを装備した実力派と、多くの鉄道ファンから羨望の眼差しが注がれたものでした。以来、約30年に亘って中央線のヌシとして通勤通学はもとより行楽輸送にも活躍した同系列ですが、新鋭E233系の増備により、2010年春には引退の運びとなりました。
私が鉄道趣味に目覚めた中学生時代に誕生した車両だけに、引退は我が事のように思えて寂しいものです。国鉄時代の頑丈な設計は、地方に転属すればまだまだ20年くらいは利用できそうで、その意味からも非常に残念ですが、今はただ残された期間を無事に走行し、使命を全うする姿を見届けたいと思います。
【富士急行都留市駅】(2009.11.01〜2009.11.30)
行く車両あれば来る車両あり。201系の引退を前にした2009年夏、富士急開業80周年を記念して「富士登山電車」が鮮烈なデビューを飾りました。新系列と言ってもその実は旧京王5000系の改造車で、201系より10年以上前に製造された古参電車ですが、木をふんだんに使用した内装は、原型を全くとどめないほどに変貌を遂げ、富士山の景観に配慮した独特の座席配置は観光利用を強く意識したものとなっています。
運行開始以来の評判もまずまずのようで、週末を中心に一般車両を併結した4両で運転されることも多く、まずは富士急の目論見通りに進んでいるようです。長らく続いていた利用者の低落傾向も底を打ったようで、本系列に続く第二弾、第三弾の登場も期待されれるところです。

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