▲鉄道雑学研究所北広島支所トップ   ▲トップ画一覧
トップ画倉庫(その29)

【井原鉄道井原駅】(2010.05.01〜2010.05.31)
広島出身端午の節句生まれの私にとって、鯉のぼりというのは血湧き肉躍るほど(というのは大げさか)のスペシャルアイテムです。
私が小学生の頃には、5月になると近所の庭先に鯉のぼりが泳ぐ光景を見ることも珍しくありませんでしたが、住宅事情の変化により都市部ではほぼ絶滅し、農村においても過疎化によりその数は減りつつあるのは非常に残念なことです。
現在も初夏を彩る風物詩としての地位は健在で、全国各地で公共施設などの装飾に使用される例も多数見られますが、やはり鯉のぼりは5月の澄み切った空に泳いでこそ。ワイヤで矯正されているとは言え、その姿にはなんとなく覇気に乏しく感じられます。
【飯田線温田駅】(2010.06.01〜2010.06.30)
国鉄分割民営化後、各鉄道会社においてはCI戦略の一環として案内表示の整備が進められています。大手私鉄にも言えますが、整備時期によって若干の仕様違いはあるものの、駅名標、番線案内、発車案内に足下の乗車案内など、よく言えば規律の感じられる、悪く言えば人間味のかけらもないデザインにほぼ統一されています。
中でも、JR東海と言えば案内の標準化では最右翼に挙げられ、鉄道趣味的には今ひとつ面白みに欠ける事業者であり、施策に逆行するような案内表示が現存するのは現代の奇跡といえるかもしれません。
同社においてガラパゴス的存在の飯田線ではありますが、線内を走る国鉄製電車もほどなく新型電車に置き換えられる予定もあるようで、この表示の行く末も案じられます。

その28へ← →その30へ