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トップ画倉庫(その33)

【近畿日本鉄道大阪上本町駅】(2011.01.01〜2011.01.31)
平城遷都1300年祭の公式マスコットキャラクターとして誕生した「せんとくん」。その独特の風貌は「ひこにゃん」の流れを汲むゆるキャラとは一線を画すもので、仏に角を生やしたような姿は、一部からは気味悪がられ、仏教会からは「仏様を侮辱している」と異議の声が挙がり、キャラクターの白紙撤回を求める市民団体の該当署名活動まで開始される有様でした。
ところが何が幸いするかわからないもので、一連の騒動に関する報道によって知名度が高まるに連れて批判の声は薄れ、「つぶらな瞳がかわいい」などと一転人気が急上昇、遷都1300年祭終了後も奈良県の観光マスコットとしての任を拝命することとなりました。
早いもので当サイトも6年目に入りました。ピンボケ、水平でない、構図が悪いetc.様々なご指摘をいただき、悲観された前途も、その後の地道な努力によって評価も急上昇、日本一の鉄道駅サイト...となるのは遷都何年のことになるのでしょうか。
【青い森鉄道野辺地駅】(2011.02.01〜2011.02.28)
2002年12月の開業から数えること8年、2010年12月4日に八戸〜青森を営業区間に加え、日本最長の第三セクター鉄道会社「青い森鉄道」が誕生しました。
県都青森と八戸を結ぶ文字通りの重要路線ですが、沿線人口は多いとは言えず、ドル箱の長距離客も皆無といった現状からは手放しで喜ぶわけにはいかないようで、主要駅で若干のイベントが行われるのみで、多数の見学客で祝賀ムードにあふれる東北新幹線とは対照的な静かな船出となりました。
開業初日の強風、減車による積み残しや、冬季の豪雪による運休、更には東日本の大震災etc...次々厄災が訪れる状況はなんとも気の毒ですが、そこは粘り強い東北人気質のこと、苦境に臆することなく着実に地域に愛される鉄道として歩んでいくことでしょう。

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