▲鉄道雑学研究所北広島支所トップ   ▲トップ画一覧
トップ画倉庫(その34)

【鹿児島本線門司港駅】(2011.03.01〜2011.03.31)
19世紀末の開業以来、九州の玄関口として繁栄を誇った門司港駅。戦前に開業した関門トンネルに本州連絡の任を奪われ最盛期の賑わいはありませんが、広い構内と堂々とした風格の駅舎は往時の繁栄ぶりを十二分に物語り、改札内に設置された「〇哩」碑と腕木式信号機も、レトロな雰囲気によくマッチしています。
諸行無常は世の常とは言え、当駅に変わって栄華を誇った関門トンネルも1975年の山陽新幹線開業により輸送量が激減し、その新幹線も航空輸送の大衆化により大きくシェアを落とすなど、長距離交通主役の座の目まぐるしい変動には驚くばかりです。東日本に比べると航空が優位に立つ西日本ですが、3月の九州新幹線全線開業により関西圏〜九州南部の大幅な利用客増を見込んでおり、対航空との激しいシェア争いに目が離せないところです。
【中央本線市ヶ谷駅〜四ツ谷駅】(2011.04.01〜2011.04.30)
日本の首都東京。鉄道路線網が張り巡らされ、超高層ビルが立ち並ぶ都心部の風景は、世界最大の人口、経済規模を有する国際都市の貫禄を示していますが、東京〜新宿の中央本線沿線に限っては、江戸城跡をはじめとした都市公園が多数立地し、のどかな雰囲気が感じられます。
特に飯田橋から四ツ谷にかけては外堀沿いに走る電車の撮影スポットとしても知られており、桜の季節には多くのカメラマンで賑わっています。周囲の雰囲気につられて撮影したこの写真、あくまで気分は名カメラマンですが、悲しいかな、腕前の方は今ひとつのようです。
長年に亘って中央快速線の顔として活躍した201系も昨年に引退し、中学生だった私もいつしか中年にどっぷりと足を踏み入れてしまいましたが、主役は変われど今後も末永く私たちの目を楽しませてくれることでしょう。今度は市ヶ谷駅そばの釣り堀からホームを撮ってみようか...などと企んでいます。

その33へ← →その35へ