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トップ画倉庫(その38)

【長崎本線バルーンさが駅】(2011.11.01〜2011.11.30)
日本一影の薄い都道府県ランキングでは必ずと言っていいほど上位に挙げられる佐賀県。当然九州沖縄地方でもその影の薄さは随一で、当地ゆかりのお笑いタレントによる自虐ソングがヒットしたのも記憶に新しいところです。
そんな佐賀県にあって、最大の人出を誇るイベントが「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」で、大会期間中には臨時駅が設置され、一部特急列車も停車しています。傍から見るとただの熱気球飛行なのですが、その熱気たるやすさまじく、6時前の佐賀駅ホームは、すでに始発列車の発車待ち客であふれんばかりとなり、わずか10分弱とは言え、首都圏通勤ラッシュ並みの混雑を体験するハメとなりました。降りたら降りたでご覧の通り、駅を出てすぐの河川敷はすでに多くの見物客であふれ返り、勝手知らぬ余所者はただひたすらオロオロするばかりでした。恐るべし佐賀県。
【函館本線野幌駅】(2011.12.01〜2011.12.31)
鉄道ファンならずとも、新路線や新駅舎の開業というのはハレのイベントです。とりわけ、計画に始まり工事完成までの紆余曲折を知る関係者、地元住民にとって感慨はひとしおのことでしょう。
2011年10月に高架化された野幌駅もその例外ではなく、始発電車発車前から多くの地元民、鉄道ファンが詰めかけ、江別発の始発列車は立ち客を満載するほどの盛況となりました。華やかな新駅舎開業の一方で、旧駅舎・軌道施設の整理は粛々と進められ、最寄りの踏切ではみるみるうちに警報機や標識などが撤去されていきました。間もなく、旧駅舎やホームは跡形なく消えてしまい、人々の記憶にその姿を残すのみとなることしょう。
とは言え、半分はそんな感傷にひたりつつ、もう一方では滅多に見られない光景をトップ絵の素材にとひたすらシャッターチャンスを待ってしまうあたりに、悲しい中年鉄ヲタの性がにじみ出てしまいます。もしや後方でカメラを構える女性も...。

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