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トップ画倉庫(その40)

【山陽新幹線博多駅】(2012.03.01〜2012.03.31)
最高速度270km/h。東京〜大阪間を2時間30分で結ぶ東海道新幹線の看板列車として1992年に誕生した「のぞみ」の専用車両として誕生した300系が、3月のダイヤ改正で引退となりました。食堂車や2階建て車両などバラエティに富んだ編成の100系に比べると個人的に印象は今ひとつでしたが、700系、N700系へと受け継がれた高速化の流れは、対航空機シェアの失地回復に貢献度大であり、社会的には必然的な要請だったのでしょう。
企画切符が使用できない「のぞみ縛り」や、北海道への移住もあって、ほとんど利用することのなかった300系ですが、運転開始間もなく東京出張の帰路に利用したことがありました。乗車の印象はほとんどありませんが、出張の疲れもあってか翌日目覚めたら10時を過ぎており、冷や汗をかきながら会社に電話したのが懐かしく思い出されます。
【東海道本線浜松町駅】(2012.04.01〜2012.04.30)
浜松町と言えば小便小僧というくらいその存在を知られた銅像ですが、恥ずかしながら実物を見たのは昨年(2011年)の4月が初めてでした。当駅を利用するのはそのほとんどが羽田空港への乗換とあっては、京浜東北・山手線ホーム南端に用事があろうはずも...などという言い訳は、自称鉄道雑学研究家の風上にも置けない不遜な態度と言わざるを得ず、未取材駅もわずかとなった今後は、各駅の名物にも食指を伸ばしていきたいと決意を新たにしているところです。
先代の陶器製から数えて足掛け60年、雨の日も風の日も変わらず様々な人間模様を眺めてきた小便小僧。利用者からも愛されているようで、地元の手芸ボランティアグループによる月替わりの衣装をまとったその姿は、殺伐とした都会の駅に一服の清涼剤的な存在です。
ところで、本家ベルギー・ブリュッセルの小便小僧はイベント時にはビールを放出し、通行人にふるまっているそうですが、さすがに真面目な日本人にはちとジョークがきつすぎるでしょうか。いずれにせよ、下戸の私にとってはご丁重にお断りすべき話ではありますが...。

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