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トップ画倉庫(その46)

【東海道本線梅田駅】(2013.03.01〜2013.03.31)
西日本一のターミナル大阪駅の北に隣接する梅田貨物駅。1928年の開業以来85年、商都大阪の物流を支えてきた当駅が、3月末をもって廃止となりました。
都心の一等地に位置する当駅は、国鉄分割民営化に伴い、日本国有鉄道清算事業団の所有となり、国鉄長期債務の返済のために再開発が予定されていましたが、移転先の反対運動などもあって今日まで生きながらえることとなりました。とは言え、2011年度の貨物取扱量は最盛期の1/3ながら国内10位、関西では1位とその重要性に翳りはなく、廃止を目前に控えた構内には多数のコンテナで賑わっていました。
すでに東側一部は先行で再開発され、本年4月にグランドフロント大阪として開業しています。跡地には高層ビルが建ち並ぶであろうことが確実で、空中庭園を遠望するこの光景もほどなく見納めとなりそうです。
【東武鉄道増尾駅】(2013.04.01〜2013.04.30)
北海道に移住して16年がたちました。細かな習慣の違いはあれど沖縄ほど外国ではなく、本州出身の私にとっても特に違和感なく日々の生活を送っています。冬の寒さも想像したほどでもなく、低湿度かつ涼しめの夏は暑がりで汗かきの私にとってはこの上なく快適そのものです。もっとも道民からすると本州の猛夏がうらやましいようで、最高気温20度そこそこでも焚き火をしながら海水浴をする姿もちらほら見られます。
そんな北海道生活ですが、本州と決定的に違うのはやはり桜の存在でしょうか。公園や寺社の境内などはともかく、本州では河川敷、校庭、道端(もちろん駅前も)...と生活のあらゆるところに見られた桜のない春は、日本人として一抹の寂しさを禁じ得ません。さりとて円山公園で酒盛りをする気分にはなろうはずもなく、桜を求めての全国行脚はしばらく続きそうです。

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