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トップ画倉庫(その48)

【富山地方鉄道電鉄魚津駅】(2013.07.01〜2013.07.31)
モータリゼーションの進展による中心市街地空洞化が問題となって久しい今日、地方都市の玄関駅周辺にはシャッターストリートと化した商店街や、大半のテナントが撤退し、朽ちかけた雑居ビルが無残な姿を晒しています。
富山県東部の中心都市魚津市もその魔の手から逃れることはできず、ステーションデパートを併設した堂々とした4階建ての駅ビルが、デパート閉店後15年に亘って不気味なオーラを発し続けていました。県内初の高架駅という栄誉も、バリアフリーという思想もない1967年竣工とあっては、高齢化時代には重荷でしかなく、コンパクトながらエレベータ付きの新駅舎は、利用者からは歓迎されることでしょう。
人口減による都心回帰現象や長期不況を背景に、自家用車を保有しない傾向が特に大都市圏では目立っています。ここ富山県の県都富山市でも、コンパクトシティの掛け声をもとに、公共交通の強化が図られています。現在の10倍の乗降客を数えたという往年の姿は望むべくもありませんが、少しでも賑わいを取り戻すよう、願ってやみません。
【函館本線流山温泉駅】(2013.08.01〜2013.08.31)
2011年の石勝線事故以来、大小のトラブルが絶えないJR北海道。もうすぐ人生で一番長い期間を道民として過ごすこととなる自分としても、日常の足として影響を受けるだけではなく、自分自身のあり方を責められているようで、なんともやるせない思いでニュースを見る毎日です。せめてもの慰めは、職場の体制、現場の規律の緩みの批判が大勢を占める中、効率化の御旗のもとに、経費節減に邁進した国鉄分割民営化に関する問題点を指摘する声も挙がっていることで、えちぜん鉄道の誕生よろしく、災い転じて福となれば良いのですが...。
不景気な話が続いた後のお口直しというわけではありませんが、澄み切った青空を背に悠然と聳える駒ヶ岳は、道内でも有数の車窓風景です。写真左端にちょこんと顔をのぞかせた200系車両は撤去されてしまいましたが、間もなく本物の新幹線が開業します。JR九州の例にも見られるよう、新幹線の開業は苦境に喘ぐJR北海道に大きな恩恵をもたらすことは間違いないところで、それだけに種々の問題を乗り越え、利用者に信頼される鉄道を取り戻すべく、地道な努力の積み重ねが求められています。

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