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トップ画倉庫(その50) | ||
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【篠ノ井線姨捨駅】(2013.11.01〜2013.11.30) |
篠ノ井線の姨捨駅。そのおどろおどろしい名前とは裏腹に、ホームから雄大な善光寺平を望む風景は、北海道の根室本線「旧狩勝峠」、九州の肥薩線「矢岳」付近とともに日本三大車窓に数えられています。また、当地は月の名所としても知られ、紀貫之や松尾芭蕉をはじめ、多くの文人・歌人が訪れ、当地の風景を題材とした作品を発表しています。特に日本の棚田百選にも選ばれた田んぼそれぞれに名月が映る光景は、「田毎の月」として古来より多くの歌や句に詠まれています。 科学的に検証すると、どんなに田んぼの数が多くても月はひとつしか映らないという野暮な話はさておき、あたりを散策したり、時間の経過に伴って月が次々に田んぼを移動する様子をあたかもひとつの風景ととらえたであろうこの表現、自然と調和し、その美しさを愛でる日本人の生き様が端的に表れているように思われます。 |
【函館本線渡島大野駅】(2013.12.01〜2013.12.31) |
1975年3月。まだ小学校1年生だった私ですが、山陽新幹線の開業は印象は鮮明に残っています。「時速250kmで走る青いひかりの超特急」は子供心にもあこがれの的で、大阪に帰る親戚の見送りでは、走り出す新幹線を追いかけてホームを走ったものでした。事情を知らない人にとっては、別れを惜しむかわいい子供に映ったことでしょうが...。 あれから40年近くが経過し、進学、就職、出張、移住、もちろん旅も含めて幾度となく乗るうちに感動も薄れ、今では乗車時間の大半が睡眠時間に充てられる有様ですが、2年後に迫った北海道新幹線開業を待ち焦がれる子供たちの思いを懐かしく感じるとともに、地元で久しぶりに開業する新線を待ち焦がれる毎日です。 奇しくも1975年は我が広島東洋カープ初優勝の年。北海道新幹線が開業する、2年後のペナントレースも大学時代以来となる優勝で幕を飾れば言うことはありません。いたずらに自動更新を繰り返した「カープ優勝定期預金」も、きっと解約の日を今か今かと待ち焦がれていることでしょう。 |