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トップ画倉庫(その53)

【JR西日本宮島フェリー宮島駅】(2014.05.01〜2014.05.31)
昭和50年代には4度のリーグ優勝、3度の日本シリーズ制覇で黄金時代を築いた広島東洋カープですが、独立採算故の資金難から、逆指名ドラフト時代に有力新人の獲得ができず、今やプロ野球界で最も日本シリーズ制覇から遠ざかっている球団という、不名誉な称号を戴くまでに没落してしまいました。
黄金時代に小、中、高校時代を過ごした私にとって、15年連続Bクラスという成績は屈辱以外の何物でもありませんでしたが、近年の一貫したドラフト戦略により、識者の間でも近い将来の黄金時代到来を予想する声が挙がるまでに戦力が回復しています。
地元ファンやメディアもこうした空気に敏感に反応しており、優勝時の利率アップを目玉にした「カープ預金」は早々に受付終了となり、全国各地でのファン増加ぶりがテレビ番組や雑誌で頻繁に取り上げられています。低迷期を耐え忍んだファンとしてはこうした風潮に若干納得いかない反面、20年以上貯め続けた「カープ貯金」の出番とばかり、日本シリーズ観戦の日々を早くも指折り数えて待ち望む毎日です。
【予土線江川崎駅】(2014.06.01〜2014.06.30)
「ビュワーンビュワーン走る 青いひかりの超特急」。山陽新幹線が広島に来たのは1975年。奇しくも我が広島カープ初優勝の年ですが、それはさておき、子供心に「時速250キロ」への憧れは強く、修学旅行や親戚宅訪問での乗車の度に、耳ツンに堪えながらも意味もなく車内を探検をし、冷水器の紙コップを持ち帰ったものでした。
月日は流れ、大学時代の帰省、就職後の出張やきままな一人旅で利用頻度が増えると同時に、民営化後の旅客各社で様々な車両がデビューし、「青いひかり」に対する興味は置き去りとなっていましたが、社会に揉まれて四半世紀が経過すると嗜好も先祖返りするようで、シンプルな中に飽きのこないデザインが愛おしく感じられます。
プレス発表では「キワモノ」という印象しかなかったこの車両ですが、こうして間近で見るとなかなかのものでした。現場でなにかと厄介もの扱いされているキハ32系も、ようやく安住の地を見つけたようで、鉄ヲタ目線からも喜ばしい限りです。

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