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トップ画倉庫(その65)

【函館本線函館駅】(2016.05.01〜2016.05.31)
春は別れの季節。来る人あれば去る人ありとはよく言ったもので、本州と北海道を結ぶ特急列車「スーパー白鳥」がひっそりとラストランを迎えました。2002年の東北新幹線八戸開業と同時にデビュー、多くの旅行者、用務客を乗せて青函トンネルを何万回と往復した同列車ですが、地上設備切り替えのため、ダイヤ改正を前に13年阿余りの歴史に幕を下ろすこととなりました。
北東北フリーきっぷ、フルムーンパスで何度となくお世話になった列車だけに、新幹線開業翌日、函館駅前のホテル客室から留置線に集結した789系電車の姿を見るに、寂しさはひとしおですが、幸いにも、来年度より札幌圏で785系の置き換えに転用されることが決定しており、その雄姿を間近で見ることとなりそうです。
最高速度140qの性能も持て余し気味になりますが、やはり鉄道車両は走ってこそ。革張りのグリーン車は廃止され、派手派手の内外装も既存車両に準じて改造されることでしょうが、末永い活躍を願ってやみません。
【山陽電気鉄道板宿駅】(2016.06.01〜2016.06.30)
かつては多くの駅待合室やホームに設置された売店が、急速に店舗数を減らしています。
わが地元札幌市においても、約20年前には地下鉄、JRのほぼ全駅に設置されていた店舗が半減、特にこの1年間には地下鉄、JR合わせて20駅程度の店舗が閉店、地方では滝川や深川、遠軽といった主要駅でも閉店が相次ぐという末期的状況です。
残存店舗については、写真にあるような個性的なデザインもないわけではありませんが、大半は画一的なデザインの大手コンビニチェーン提携店舗へと転換され、ローカル色がすっかり薄れてしまいました。利用者目線からすると新幹線は早くて快適ですし、品揃えは良く、営業時間も長いコンビニ化はサービスアップ以外の何物でもありませんが、単純に割り切ることができないあたり、私も年を取ってしまったとのでしょう。
昭和は遠くなりにけり。駅弁の立売や車内販売、改札係員と同様、キオスクのおばちゃんも絶滅危惧種となる日もそう遠くなさそうです。

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