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トップ画倉庫(その68)

【山陽本線広島駅】(2016.11.01〜2016.11.30)
2016年9月10日。ついに「その日」はやってきました。前回優勝から数えること25年。逆指名にFAという暴風雨が主因とは言え、全盛期だった昭和50年代からすると、これほどまでに長く優勝の美酒から遠ざかるとはファンの誰が想像したでしょうか。しかしながら、優勝慣れしていない悲しさ、交流戦後半からの11連勝で2位と10ゲーム以上の大差を付けながらも、「メークドラマ」の幻影に怯え、あり得ないペースで急減するマジックナンバーにも、「これは夢だ」と頬をつねり、「選手の乗った飛行機が墜落するかもしれない」という某アナウンサーの暴言を思い出すほどにハラハラドキドキの毎日。「仕事が手につかない」という表現もあながち誇張ではありませんでした。
優勝が近づくに連れ、街のボルテージも上がる一方。低迷時もカープ一色だった中心街はまさに赤一色で彩られ、優勝決定時にはそこら中でハイタッチのお祭り騒ぎ。とは言え、外国のように車で暴走するわけでも、大阪のように川に飛び込むわけでもなく、至ってお行儀はよろしかったようです。
日本シリーズは残念な結果に終わってしまいましたが、老体に鞭打って第1戦と札幌での3連敗を観戦した我が両親にとっても、忘れられない1年となったことでしょう。私のカープ貯金も再びゼロからのスタートとなりますが、次回はせめて自動継続なしの10年満期で解約したいものです。
【札幌市交通局大通駅】(2016.12.01〜2016.12.31)
夜が長い冬のイベントとしてすっかり定着した感のあるイルミネーション。震災犠牲者鎮魂の意を込めた神戸ルミナリエや、東京駅の周辺を舞台とした丸の内イルミネーションをはじめ、多くのテーマパークや複合施設で光の芸術が上演されていますが、その中でも草分け的存在と言えるのはやはり、さっぽろホワイトイルミネーションでしょう。Dreams Come Trueの”LAT.43°N”を聞くたびに、当時大学生の私は、まだ見ぬロマンチックな情景に思いを馳せたものでした。
1981年に始まり、今年で36回目を迎えるこのイベント。札幌駅からすすきの、大通公園、更には南一条通までその勢力を拡げ、南一条通に至っては4か月の超ロングラン公演を絶賛開催中です。今となっては、日本全国で開催される大規模なイルミネーションに比べてその光はささやかなものですが、遠く離れた北の地へのあこがれを募らせていた甘酸っぱい青春時代を思い出しては、ちょっぴり胸キュン(死語)なアラフィフヲヤジでした。

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