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トップ画倉庫(その69)

【東海道新幹線小田原駅】(2017.01.01〜2017.01.31)
何もなければやってくる1月20日。当サイト11回目の誕生日は、今年もあっさりと過ぎていきました。過ぎて行った2016年を振り返ると、北海道新幹線の開業はあるものの、やはり「はまなす」廃止の影響は甚大で、苦行もとい鉄道旅行頻度は前年比で半減、なんとか月2回の更新は続けてきたものの、減り続ける駅のストックに不安を覚える今日この頃です。
人間で言えばそろそろ思春期となり、急激な身長の増加や声変わりなど、大人への階段を上り始めるお年頃。当サイトもそろそろ次のステップを考える時期にきているようでが、新たなジャンルの開拓は一朝一夕というわけにいかず、しばらくは模索が続きそうです。
と、愚痴ばかり零しても仕方ありません。ここ2年に比べればつつましいものですが、今年も我が故郷広島などで新駅が開業し、これまで長期間放置した西中国、南九州なども合わせると、まだまだ取材対象は少なくありません。芸術性は低く、これと言ったキラーコンテンツもありませんが、偉大なる二流鉄道サイトを目指し、今後も地道に更新を続けていく所存ですので、本年も姉妹サイトともども当研究所をよろしくお願いいたします。
【鹿児島本線折尾駅】(2017.02.01〜2017.02.28)
1895年(明治28年)に、日本初の立体交差駅として誕生した折尾駅。1916年に完成した木造2階建てのコロニアル様式の2代目駅舎は、門司港駅とともに古き良き時代の鉄道風景を今に伝える名駅舎として多くの人々に親しまれてきましたが、連続立体化事業により2012年に惜しまれつつ解体されることとなりました。
あれから4年余り、鹿児島本線の高架ホーム使用開始に伴い、今度は煉瓦造りの鹿児島本線ホーム地下道がその役割を終えることとなりました。市内では小倉に次いで2位、JR九州全体でも5位の乗降客数を誇る中枢駅としては確かに設備は貧弱で、ラッシュ時の混雑ぶりからするといたし方ないとは言え、古き良き時代の香りを残す鉄道風景の過去帳入りには寂しさを禁じ得ません。
せめてもの慰めと言えば、新駅舎は旧駅舎の外観を可能な限り再現し、象徴的な部材も極力保存、復元されるとのことで、化粧柱と円形椅子の復活などを祈念しつつ、2021年に予定される新駅舎の完成を見守りたいと思います。

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