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トップ画倉庫(その76)

【外房線勝浦駅】(2018.03.01〜2018.03.31)
3月3日は桃の節句。日本では女子の健やかな成長を願う日として知られていますが、昨今の核家族化や都市部の住宅事情もあり、一般家庭で雛人形を飾ることは珍しくなっているのではないでしょうか。
その一方、全国各地で町おこしを兼ねた大規模な雛祭りが開催されていますが、中でも南房総の勝浦市で行われる雛祭りは、その規模と立地から多くの観光客で賑わっています。
もともとは四国は徳島県の勝浦町で1989年に始まったこの祭り、全国勝浦ネットワークの縁で新世紀の2001年から当地でも開催されるようになりました。
わずか20年にも満たない、歴史の新しいお祭りですが、首都圏内という地の利もあって、開催期間の週末には臨時列車も運行され、普段は閑散とした当駅も、この日ばかりは多くの利用客で賑わいます。
【函館本線函館駅】(2018.04.01〜2018.04.30)
2018年3月13日。青函トンネルが開業30周年を迎えました。
1954年の洞爺丸事故をきっかけに事業化、整備新幹線計画に合わせて新幹線規格で建設された当トンネルですが、当初見込みを大幅に上回った建設費に加えて、対関東地方との鉄道輸送シェア低下、湧水汲み上げなどの維持費用が嵩むことから、いわゆる「昭和三大馬鹿査定」にも挙げられ、お荷物扱いされてきました。開業以来、対本州との貨物輸送では予想外の好調ぶりが続くものの、待望久しい新幹線は、暫定開業な上にトンネル内での貨物列車とのすれ違い対策のために減速を余儀なくされ、営業成績は芳しいとは言えない状況です。
とは言え、2030年の札幌開業まであと10年余り。すったもんだの末にようやく新幹線ホームの位置も決定し、あとは粛々と工事を進めていくのみです。つい最近の出来事に思える新青森開業すらすでに8年前のこと。不採算路線の廃止等、明るい話題に乏しいJR北海道ですが、ゴールはそこまできています。25年優勝から遠ざかることを思えば、干支一周くらは朝飯前だったと笑って過ごせる日々がやってくることでしょう。

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