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トップ画倉庫(その82)

【日南線油津駅】(2019.03.01〜2019.03.31)
今年もプロ野球の季節がやってきました。我らが広島東洋カープは長い長い眠りから覚め、目下セリーグを3連覇中と、主力選手がヒーローインタビューで「夢の貯金」とのたまった十数年前からすると、盆と正月とクリスマスと誕生日が一緒に来たような夢心地です。11年前には吹き抜けに遠慮がちに鯉のぼりが泳いでいた当駅も、カープレッドに身を包み、「カープ油津駅」として新装開店しました。
駅内にはカープに関する展示品が満載。折しも春季キャンプ期間中ということで、天福球場から流れて来たファンが、入れ替わり立ち替わりに記念撮影をしていました。
リーグ3連覇と言えど、ポストシーズンは尻すぼみで、日本一の夢は平成から令和へと持ち越しとなりました。今年こそ日本一と、ファンのボルテージは上がる一方ですが、球団新記録となる開幕5カード連続負け越しとスタートダッシュに大失敗した我らがカープ。果たしてここから巻き返しが成るや否や、半年間の長い戦いは始まったばかりです。
【三陸鉄道鵜住居駅】(2019.04.01〜2019.04.30)
2011年3月11日14時46分18秒。牡鹿半島東南東沖で発生したM9.0の大地震は、東北地方太平洋岸の鉄道路線に壊滅的な被害をもたらし、その多くが長期運休を余儀なくされました。
復旧にあたっては、JR東日本が提案したBRTを採用した気仙沼線、大船渡線に対して、鉄路での復旧にこだわった山田線はBRT化を拒否、膠着状態が続いていましたが、紆余曲折の末に三陸鉄道への移管が決定し、2019年3月23日、ついに鉄路での復旧にこぎつけました。
5年前の北リアス線、南リアス線の運行再開日同様、各駅周辺では多数のイベントが開催され、7年ぶり運行再開を喜ぶ地元の方々で溢れていましたが、一方で沿線の人口減少傾向は底を打つ気配がなく、南北リアス線との一体化による効率化をもってしても営業的には厳しい状況に変わりはなさそうです。とは言え、有史以来何度となく災害に襲われながら不屈の闘志で立ち上がって来た歴史を見るに、必ずやこの危機を乗り越えていくことでしょう。

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