▲鉄道雑学研究所北広島支所トップへ ▲路線INDEXへ |
只見線 |
磐越西線の会津若松から上越線の小出までを結ぶローカル線です。 会津若松を出た列車は会津盆地の南側を反時計回りに進んだ後、只見川の谷筋に沿って南西に進みます。沿線人口は少なく利用客も多くありませんが、只見川の渓谷美を満喫できる路線として人気は高く、新緑や紅葉の季節にはSLやトロッコ列車が運行されています。田子倉湖を見て、県境を長大トンネルで越えた列車は、破間川の谷筋を淡々と下り、魚野川との合流地点である小出に到着します。 県境付近の運行本数はわずか3本という超閑散路線で、今後の利用増も期待できない当線ですが、国内でも有数の豪雪地帯である六十里越の並行国道が半年に亘って通行止めとなるため、冬季の交通手段として辛うじて廃止を免れていました。そんな中、2011年の集中豪雨では複数の橋梁が流出し、命運も尽きたかに思われましたが、紆余曲折を経て上下分離での復旧という粘り腰を見せています。 かくして日本有数の車窓風景を誇る秘境路線は存続することとなりましたが、更なる過疎化への対策は見いだせておらず、課題を背負っての再出発となりそうです。 |
|
駅名をクリックすると詳細へジャンプします。 |
▲鉄道雑学研究所北広島支所トップへ ▲路線INDEXへ |