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和歌山電鐵 |
紀勢本線の和歌山から貴志までを結ぶローカル私鉄路線です。 沿線にある日前宮、竈山神社、伊太祁曽神社などへの参詣鉄道として1916年に開業し、後に南海電気鉄道に併合されましたが、南海の各鉄道路線からは孤立していたため、架線電圧は600V、スルッとKANSAIにも未対応と異端児的存在でした。 ローカル私鉄路線のご多分に漏れず、利用客の減少により赤字が増加し、2004年に南海の事業撤退が発表された後、紆余曲折を経て2006年4月より岡山電気軌道の子会社である和歌山電鐵に経営が移管されています。 投資を極力抑えるため、南海時代の設備が引き続き使用されていますが、JR九州車両のデザインで知られる水戸岡鋭治氏の手によりリニューアルされた車両は新車以上の輝きを放っており、終着駅の猫駅長「たま」の人気も手伝って、週末には多くの利用客でにぎわっています。 紀勢本線末端部、南海加太線との一体化やLRT化構想なども語られており、とかく暗い話題ばかりが目立つ地方路線にあっては、その輝きはひときわ明るく感じられます。 |
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