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道南いさりび鉄道 |
道南の中心都市函館市の五稜郭から木古内までを結ぶ第三セクター鉄道です。元来は檜山振興局所在地の江差までを結び、木古内から松前までの支線(松前線)を分岐していましたが、分割民営化直後に松前線が廃止されたのを皮切りに、2014年5月には末端の木古内以西が廃止され、北海道新幹線開業により、全路線が廃止となりました。 道内他ローカル線の例に漏れず、朝夕の他は単行のディーゼルカーが行き交うのみの閑散路線ですが、海峡線、津軽線と併せて一日50本超の貨物列車が運行される物流の大動脈とあって、赤字を理由での完全廃止を逃れることとなりましたが、沿線は過疎化が進み、これと言った集客施設もない現状では乗客増も期待できず、老朽化が進む車両の更新など行く手に課題は山積しています。 要追加料金ながら、北海道新幹線と併せて青春18きっぷでの通過特例が設定されたのは、こうした苦しい経営の一助にという思いやりもあるのでしょうが、地元客が着席できず、更なる利用減という悪循環を招かないか少々心配なところです。 |
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