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可部線 |
かつては2つの顔を持った当線。横川から可部までの電化区間は広島市北の人口急増地帯を通勤型電車が行き交う都市鉄道である一方、可部以北の非電化区間は蛇行する太田川に沿ってのんびりと進むローカル線でした。2003年に非電化区間が廃止され、純然たる都市近郊路線となった可部線ですが、私が高校生だった30年以上前には、旧型国電がタブレットを交換しながら進むのどかな光景が展開されていました。 時代は流れ、信号が自動化され、旧型国電も一掃、更には自動改札まで導入、果てには国鉄民営化後では初となる、廃止区間が一部復活するまでに至った可部線ですが、相変わらず単線のままで軌道も貧弱なため、往時ののんびりとした走りは健在です。元沿線民としては、ホッとする一方、その走行性能を持て余すおニューの227系には何とも申し訳ない気がしますが...。 |
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